制作者必見!トラブルになりにくい成約フォームの記載例特集!

制作には依頼者と制作者のやり取りが必須で、金銭が発生する以上、お互いの認識の齟齬を防ぐために事前に契約を交わす必要があります。

契約を交わさずに制作を始めてしまうと、後に「イメージしていたものと違った」「そんな高い金額になると思っていなかった」「やっぱりキャンセルしたい」等のトラブルに対して対応できない場合があるので、事前に契約を交わす行為は非常に大切です!

narikiriVRでは契約に必要なフォーマットを専用の成約フォーム内に事前に用意しており、その内容に沿って必要事項を埋めていくだけで簡単に契約を交わすことが可能です!

しかし、その案内に沿って必要事項をどう書けばいいか悩む場合が出てくることもあると思うので、今回は制作者必見のトラブルになりにくい成約フォームの記載例について書いていきます!初めて成約フォームを利用する際や、どう書けばいいか悩んだ時にぜひご覧ください♪

各項目別の成約内容の記載例

それでは早速、narikiriVRで作れる成約フォームについて、各項目別に記載例を書いていきます!これが絶対に正しい書き方、とは言えませんが、ある程度のリスクやトラブルが回避できる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください!

制作物

制作するアイテムの一覧を抜け漏れなく明記するようにしましょう!そうすることによって、依頼者にも依頼内容の抜け漏れが無いかを合わせて確認してもらえることにも繋がり、認識の齟齬が少なくなります。

制作物の記入例

①アバターデザイン(VRChatでの使用想定/メッシュ数8以下/マテリアル数8以下/ボーン数80以下/テクスチャ数8以下)
②衣装デザイン(通常衣装/水着衣装)
③アバター制作(使用ソフト:blender)
④ハンドサイン設定(基本の8種類)
⑤アイトラッキング設定
⑥リップシンク設定
⑦干渉防止用を含めたシェイプキー設定(64種以下)
⑧Expressionsメニュー設定(メッシュの脱着機能)

金額

金額には依頼者に請求したい金額を記載するようにしましょう。表示価格は税込となり、その設定した金額からサービス手数料を差し引いた金額が制作者に支払われます。
※サービス手数料をや制作者に支払われる金額は成約フォーム内に自動計算で算出されます

制作に必要な技術や工賃の他にも、短納期対応や納品後のお直し対応等で金額も大きく変わってくることがあると思うので、事前に依頼者に金額に関する合意をとった上で記載するようにしましょう

納期

オーダーメイドで制作をする都合上、どうしても明確な明記を記載しづらいですが、金銭が発生している以上、納品する期限を設定してその日までに納品する義務が生じます。

納期の設定方法は人それぞれですが、自身が納品できる日付+7〜10日を目安に設定し、依頼者に合意を取るのが理想です。ある程度の余力を残しておくことにより、不測の事態にも対応できるように設定しておきましょう。

制作物に不備があった場合の対応方法

制作者側での納期遅れや納品物に不備があった場合、どのように対応するかを明記しておくようにしましょう。記載は必須では無いですが、意図せず不備が発生する場合もあるので、記載しておいた方が依頼者も安心します。どういう場合にどのような対応をするのか、具体的な内容とセットで記載しておくようにしましょう。

制作物に不備があった場合の対応方法の記入例

①納品物に「制作物」に記載した内容で不足品があった場合、納品後、3日以内にご連絡ください。当方で確認をし、不足品を追加で制作等させていただきます。

②当方の不備により修正が必要な場合は無償で対応しますが、それ以外は対応不可、または追加料金を支払っていただいた場合のみ対応可能とさせていただきます。

③使用想定での動作チェックは納品完了時の各プラットフォームのバージョンを基準に行っております。納品完了時の想定動作環境下で動作しない場合、その旨ご連絡ください。当方で確認をし、動作不備部分を修正させていただきます。納品完了後の使用想定している各プラットフォーム側でのアップデートによる動作不良等に関しては、有償での追加修正で対応可能な場合と技術的に対応不可な場合があることをあらかじめご了承ください。

④納品後、「イメージと違う」「思ってた出来栄えではなかった」等の抽象的な主観によるクレームは不備としては受け付けません。「備考」に沿った方法で進捗共有をするので、何か問題があった場合はその段階でお知らせください。

備考

備考欄にはこれまでの設定項目で記載した内容以外で依頼者側に認識しておいてほしい確認事項等を記載しましょう。制作物に関する進捗状況の確認方法や納品後の取り扱いやアップデートに関する対応、制作実績として自身のポートフォリをへの掲載許可等、状況によって記載内容は様々ですが、事前に伝えておきたい内容に抜け漏れが無いように意識して記載するようにしましょう。

備考の記入例

①本成約フォーム内に記載されている以外の追加要望には応えられない場合があります。

②要望内容によっては技術的に再現不可な箇所もあり、全く同一に表現できない場合があります。

③成約金を支払っていただいた後に制作を開始します。その後、デザインラフ段階とモデリングラフの段階で一度進捗写真をお送りします。もしこの段階で修正希望がある場合、写真共有後3日以内にお知らせください。各種1度だけ無償で修正します。ただし、当初の制作内容から大きく逸脱するような変更希望の場合は対応不可、または追加料金を支払っていただいた場合のみ対応可能とさせていただきます。

④ラフ段階での写真共有後3日以内にお返事がない場合、内容に問題が無いとみなし、本制作に移行し、それ以降の大幅な修正は対応不可、または追加料金を支払っていただいた場合のみ対応可能とさせていただきます。

⑤本制作への移行後は納品までに全3回に分けて進捗報告とお写真の共有を行います。基本的に修正不可となりますが、気になる点や変更希望箇所がある場合、軽微な修正の場合は無償対応させていただきますので、お気軽にご連絡ください

⑥納品前に完成写真をお送り致します。内容をご確認いただき、問題無いというお返事をいただいてから納品手続きに移行します。ご確認いただけていないことにより納期を過ぎた場合の責任は当方では負い兼ねますのでご了承ください。

⑦当方からの進捗確認に関する返事が遅かったり、細かく進捗状況を尋ねてきたりした場合、それらの対応に追加で時間を割くことになるので、それに伴って納期に遅れが出る場合があります。

⑧納期を過ぎてもご確認のお返事をいただけない場合、運営に相談・確認後、案内に沿って納品手続きを行う場合もございます。

⑨制作時に疫病や自然災害等の不測の事態が発生した際、希望納期の期限延長や成約内容の変更に関するお願いをする場合があります。

⑩納品時のデータは、納品後3ヶ月は当方でも保存しておきますが、その後は破棄する可能性もございますので、依頼者様の方でデータの保存及びバックアップもお願いします。

⑪納品物は当方の制作実績としてポートフォリオ等に掲載させていただく場合があります。

さいごに

トラブルを回避する様々な成約フォームの記載例を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

面倒や手間だと感じる部分も多いかと思いますが、認識の齟齬をなくし、曖昧な表現を避け、具体的な数字を記載した上で成約フォームを作成していくことが結果的に良い取引にも繋がってきますので、意識して取り組むようにしましょう!

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